タロット占い

タロットで“自分を占ってはいけない”のは本当?リスクと対処法について

「自分をタロットで占うのって、ダメなの?」


そんな疑問を感じたことはありませんか?

タロットに少し慣れてくると、自分の悩みや迷いをカードに聞いてみたくなるのは自然なこと。

でもネットや本では

「自分を占うのはNG」

「客観性がなくなる」

なんて言葉も見かけて、戸惑ってしまう方も多いはずです。

この記事では、「なぜ自分を占ってはいけないと言われるのか?」という理由を明らかにしながら、

セルフリーディングを安全に、効果的に活用する方法についてやさしく解説していきます。

「自分で占うのが不安」

「でもタロットをもっと使いこなしたい」


そんなあなたにとって、この記事が指針となりますように。

タロットで「自分を占ってはいけない」と言われる理由

客観性が欠けやすい

タロットのリーディングは、本来「問い」に対してカードの象徴を読み取り、状況や気持ちを客観的に見る行為です。

しかし、自分自身が占い手である場合、無意識のうちに“こう出てほしい”という願望が入りやすくなります。

たとえば「好きな人とうまくいく?」という問いに対して、ポジティブなカードが出れば安心し、

ネガティブなカードが出れば「解釈次第でポジティブ」と受け取ってしまうことも。

こうした思い込み感情バイアスがあると、本来のメッセージを見落としてしまい、正しい判断がしづらくなります。

感情に揺れやすい

不安や期待が強いとき、人は冷静な判断が難しくなります。

タロットで「答えがほしい」「安心したい」という気持ちが高まると、

同じテーマを繰り返し何度も占うようになることも。

この状態になると、カードが伝えようとする核心に目を向けず、

都合のいい答えを探し続けてしまう悪循環に。

とくに落ち込んでいる時や感情が高ぶっている時には、

リーディングの精度は大きくブレてしまいます。

依存しやすい

「大事なことを決める時はタロットに聞かないと不安」


そんなふうに、カードがないと何も決められない状態に陥ってしまうのは避けたいところです。

自分を占ううちに、タロットがすべてを決めてくれる“拠り所”になってしまうと、

判断力の低下自己不信の悪循環を招くこともあります。

タロットはあくまで“ヒント”をくれるツール。

最終的な決断は自分で行うことが大切です。

実際どうすれば?セルフリーディングの賢い取り入れ方

練習としてのセルフリーディングは効果的

「自分を占う=絶対NG」ではありません。

特に学び始めの段階では、自分の気持ちや状況をカードと照らし合わせることで、

カードの意味を実感しながら覚える練習にもなります。

ただし、実践の際にはいくつかのルールや心構えを持つことが大切です。

注意したい4つのポイント

1. 他人を占うつもりでリーディングする

客観的な目線を保つために、「他人の悩み」として読む意識が効果的です。

自分のことでも、占う際には少し距離を置いて「相談者の気持ち」を読み取る感覚で取り組んでみましょう。

2. 同じテーマを何度も占わない

一度リーディングしたテーマを、結果に納得できないからといって繰り返し占うのはNG

カードからのメッセージはその時点でのもの。何度も引き直すと混乱を招きます。

3. 重要な判断は専門家に相談を

転職や結婚、離婚といった人生の岐路では、自分の気持ちが大きく揺れていることも。

そうしたタイミングは信頼できる第三者やプロに相談するのが賢明です。

4. カードの扱いを丁寧に

浄化や保管の方法を丁寧に行うことで、タロットと向き合う姿勢が整います

カードはただの紙ではなく、自分と対話する大切なツールとして扱いましょう。

セルフリーディングのメリットも知っておこう

タロットを自分で扱うことで得られるメリットも多くあります。

  • 自己理解が深まる
    自分の感情や思考のクセに気づく手がかりになります。
  • 日常の中のヒントが得られる
    小さな選択や心の整え方を見直すきっかけに。
  • 内省と自立を促す
    カードとの対話を通して、自分で考える力が育まれます。

正しく使えば、タロットは自己成長のための強い味方になるのです。

ケース別のおすすめセルフリーディング法

日々のメッセージを得る(1枚引き)

毎朝「今日の私へのメッセージは?」とカードを1枚引いて、日常の指針として使う方法。

リラックスして受け取れる内容なので、初心者にもおすすめです。

自己確認や気づきを得る質問形式

「今の私に必要な気づきは?」「この出来事の意味は?」といった問いを立てて、

自分の内面に向き合うヒントをもらうリーディングも有効です。

長期テーマなら“時間”を区切って占う

「この1ヶ月間の流れは?」

「次の3ヶ月で大切にすることは?」

といったスパンを区切ったリーディングなら、感情に左右されにくく、現実的な視点が持てます。

やってはいけないセルフリーディング法

  • 同じ質問を繰り返す
    メッセージの一貫性を損ないます。
  • 感情が高ぶっている時に占う
    判断が歪むリスクが高く、誤読のもとに。
  • カード結果に振り回されすぎる
    一喜一憂しすぎると、精神的な不安定さを招きます。

落ち着いて自分の状態を見極め、冷静なときにリーディングを行いましょう。

まとめ

「自分を占うのはよくない」

という言葉の背景には、

感情や思い込みに流されやすいという心理的なリスクがあるから。

でも、それを理解し、注意点を守って使えばセルフリーディングはとても有意義なツールになります。

  • 他人を占うような視点で読む
  • 同じテーマで何度も占わない
  • 感情が高ぶっている時は避ける
  • タロットに頼りすぎず、自分の判断軸を大切に

自分の心とじっくり向き合いながら、タロットとの健全な関係を築いていきましょう。


カードは、あなたの“内なる声”を映す鏡です。

  • この記事を書いた人

miyu

スピリチュアルと占いを愛する「miyu」です。blogを通して、心に寄り添うメッセージをお届けしています。あなた本来の輝きを導き出すお手伝いができたら嬉しいです。

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