「気になるあの人、今どう思ってるんだろう…」
直接は聞けないけど、相手の気持ちが知りたい。
そんなときに頼りたくなるのがタロット占い。
でも、ふと疑問に思いませんか?
「どうして、カードをめくるだけで相手の気持ちがわかるの?」
本記事では、タロットが“なぜ”気持ちを読み取れるのか、その仕組みをやさしく解説。
さらに、実際に相手の気持ちを読むスプレッド(展開法)や読み方のコツもご紹介します。
目次
タロットで“相手の気持ち”がなぜわかる?その理由
意識・無意識・集合的無意識とは
タロット占いの鍵は、「無意識」にあります。
人間の心は、ざっくり言うと以下の3層に分かれています。
- 顕在意識(今、自覚している思考や感情)
- 潜在意識(自覚していないが影響している感情)
- 集合的無意識(人類共通の、深層心理にある象徴の世界)
タロットカードは、この集合的無意識に通じる“シンボルの言語”を持っています。
たとえば「カップ」は愛情、
「ソード」は思考、
「塔」は崩壊など…。
カードの絵柄は、人類が無意識に共有している感情や出来事を象徴しています。
つまり、カードを通して、あなた自身の無意識、そして相手の無意識にもアクセスできるのです。
シンクロニシティと直感の力
もうひとつのキーワードが
「シンクロニシティ(共時性)」。
タロット占いでは、カードを引く瞬間に偶然の一致が起きます。
しかしこの“偶然”は、実は意味のある必然とされているのです。
あなたの潜在意識が選んだカードには、
今の状況に必要なメッセージが現れます。
そこに直感を組み合わせることで、カードの意味を“翻訳”していくのがリーディングです。
つまり、カードは単なる紙ではなく、無意識と対話するツールなのです。
タロットで相手の気持ちを読むスプレッドと読み方
ワンオラクル&ツーオラクル
初心者におすすめなのが
「ワンオラクル(1枚引き)」と
「ツーオラクル(2枚引き)」。
- ワンオラクル:「今、あの人は私をどう思ってる?」
- ツーオラクル:「表向きの気持ち」と「本音」の2枚で比較
シンプルだからこそ、カードの絵柄をじっくり見る余裕があります。
まずは直感を大事にしてリーディングを練習しましょう。
ダイヤモンドクロス・スプレッド
「相手の気持ちをもっと深く知りたい」と思ったら、
4枚展開のダイヤモンドクロス・スプレッドがおすすめ。
構成は以下のとおり:
- 自分の気持ち
- 相手の気持ち
- 現在の関係性
- 今後の展開
相手の立場からだけでなく、自分自身の気持ちも見つめることができるスプレッドです。
客観的な視点で関係を分析できます。
ナインカードで深層を探る
さらに深く読みたい方には、3×3で展開する
ナインカードがぴったり。
- 上段:表面的な感情や状況
- 中段:現状の背景、進行中のこと
- 下段:潜在意識、隠された本音
「相手の本音って…?」というときに、
カードの位置と意味を掛け合わせて深層心理にアクセスします。
読み方のコツポイント
絵柄の象徴と自分の直感を重ねる
タロットには、78枚それぞれに意味があります。たとえば:
- 「恋人」:愛、選択、調和
- 「月」:不安、直感、曖昧さ
- 「ペンタクルのナイト」:着実な思い、ゆっくり進展
大切なのは、知識+直感のバランス。
絵柄から受ける「印象」も、自分なりの解釈として大事にしてください。
質問を明確に設定する
「なんとなく占う」よりも、
「◯◯さんは私をどう思ってる?」
「今、連絡してもいい?」
など具体的な質問にすることで、リーディングの精度が上がります。
質問の例:
- 「相手の今の気持ちは?」
- 「今後の関係性はどうなる?」
- 「相手は私に連絡したいと思っている?」
結果は“傾向”と“可能性”として捉える
タロットは未来を決定づける予言ではありません。
今の状態から見た「傾向」や「可能性」を読み取るもの。
悪いカードが出ても落ち込まず、
「今後、何を変えるべきかのヒント」
と捉えると前向きに活用できます。
タロット占いでよくあるQ&A
Q:「本当に相手の気持ちがわかるの?」
A:100%確実ではありませんが、無意識を通じた推測が可能です。相手の表情や言葉には出ない内面がカードに表れることも。
Q:「当たらなかったらどうする?」
A:一度で完璧に読むのは難しいです。質問を変えたり、時間を空けて再度占うのも有効。
Q:「悪いカードが出たら怖い…」
A:怖がらずに、警告やアドバイスとして受け取りましょう。「改善できるポイントがある」と教えてくれているだけです。
まとめ|タロットで“相手の気持ち”がなぜわかる?その理由
タロット占いは、単なる「当てもの」ではなく、無意識と対話するツール。
- カードの象徴=無意識への入口
- シンクロニシティ=今必要なカードが現れる仕組み
- スプレッド=気持ちを多角的に読み解く展開法
タロットを通して相手の気持ちを“透視”するのではなく、
「今、こういう可能性がある」という気づきを得ることが大切です。
ぜひ、実践を重ねて、人間関係をより豊かにするツールとして活かしてみてくださいね。